10月1日

10月になった。夕方からのゼミ用に徹夜して直前まで資料を作り続けていた。ゼミが終わったあと、久々に夜に何枚か写真を撮った。写真に写すと良い感じの空だった。いつのまにかカメラをブラさないようにするのが上手くなっている気がする。帰ってからゲームしたり動画を見て寝落ちした。部屋がすごく散らかっている。

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9月30日

昨日くたくたで家に着いて、コンビニで買ったおにぎりを食べたり東京にいる間あんまり出来なかった音ゲーをしたりしていたら疲れて眠った。写真作品作りとかゲームとか卒論とかバイトとかやりたいこととやらないといけないことが渋滞していて、部屋に散乱したゴミやものがつくる景観はそれを反映してもいる。コンビニに朝ごはんを買いに行って風呂に入る。今日の予定。昼からバイト、1時間移動してまたすぐバイト。そのあと徹夜で卒論経過報告のレジュメ作り。なんでこんなことになっちゃったのか。帰ってきたばかりで疲れてるのに。研究補助のバイトが終わったらダッシュで駅へ向かう。そういえば、大学の成績確認するのを忘れていた。あれが見れないと卒業まであと何単位必要なのかが分からなくて結構やばい。そもそもなんでそんなに大事な情報を2日間限定でしか開示してくれないのか意味がわからない。今日は夕空が青と黄色できれいだった。今日徹夜しなきゃなのにどっと疲れていて電車の中ですごく眠い。やばい。普通に生きるのってすごく大変だ。でも車窓の向こうの空は一年に一度あるかどうかの良さ。寝たいと見てたいが混ざる。ほんとうは寝ていたかもしれない。暗い青に淡いピンクか紫が混ざった空を高速で突き進んでいた。徹夜したくないけど、どうせ発表の前は直前までダラダラ何もしないでいるんだからむしろ良いのかもしれない。帰りの電車、『富士日記』を読んでいる人がいて嬉しくなる。車道に銀杏の実がばら撒かれていた。徹夜で作業。エナジードリンクを追加注入。夜が明けた。

昨日の作品が一応出来上がるまでにちょくちょく一時保存しているのがあったからup

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9月28日

7時過ぎに起きる。最終日がいちばんスッキリしている。ようやくカプセルに慣れたのかもしれない。ホテルをチェックアウトして、とりあえず上野駅に荷物をコインロッカーに入れる。これを早めにやらないと身体が大変なことになるというのは前回の東京で学んだ。またガストに入る。すかいらーくグループに足を向けて寝れない。東京都美術館ゴッホ展。とにかく人が多い。最初の部屋にはバルビゾン派や点描派の絵が飾られている。ミレーの「グリュシー村のはずれ」が個人的には良かった。その次はゴッホが黒いチョークやクレヨンで描いた人物画がたくさん飾られている。あらゆる人物が腰を曲げていてあんまりみんな同じポーズで似た暗い雰囲気なので途中で飽きてくる。たぶんその次の部屋にオアシスのような感じで「黄色い家(通り)」が置いてあった。この絵もそうだけど多くの絵がふつうの遠近法ではない仕方で線が画面上のある一点に吸い込まれていく。その一点が真ん中とかではなく端っことかにあるので家や木が三角錐みたいに変に小さくなっていく。現実との接点を完全に失うのではなく、別の秩序を生み出す。この緊張感を保つことが絵画の重要な問題のひとつなのかなとか考える。1番感動しながら見たのは「レモンの籠と瓶」だった。この絵といちばん波長があったのか、現実の空間から浮遊して目や脳に直接響いてきたと思う。ロッテリアで休憩。バーガーばっかり食べている。別の展示をちらっと見にいってから、ドトールYouTubeとか見て時間をつぶす。8時に店が閉まってからバスの10時までどうすれば良いかわからない。なんやかんやしてたら10時になったけど、荷物をコインロッカーに入れたまま電車に乗ってしまって死ぬかと思った。しかもどのコインロッカーに入れたか分からない!上野駅構内を走り回った後駅員さんに聞くと教えてくれて、ほんとになんとか間に合った。今回の旅は危なげなく終わると思っていたのにやっぱりやらかした。死ぬほど疲れた。というのは夢で出発時間を間違えていたため結局夜行バスには乗れなかった。途方に暮れる。色々調べた結果明日バイトだし新幹線に乗るしかなさそう。この一つのポカで10000円以上吹き飛んでいくことに虚無を感じざるを得ない。人生ってやばい。泣きそうになりながらネカフェに入る。お金。でもネカフェで一泊はちょっとやってみたかった。2時ごろシャワー浴びる。たしかにいびきが聞こえる。

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9月27日

7時半に起きた。カプセルホテルはドラえもんみたいで好きだけど、ちゃんと疲れは取れない。上野→三鷹。神田で乗り換えだったけど一度間違えて新橋まで行く。三鷹の森ジブリ美術館に到着。結構並んでいる。団体のような感じで幼稚園児がたくさんいる。ジブリっぽい。ここに来たからといって卒論の宮崎駿論が進むわけではないことは分かっているけど、縋るような思いで来ているところはある。受付のお姉さんが狙ってんのかっていうくらいジブリっぽい。後々、眉毛のあたりがメイとサツキのお母さんっぽかったとわかる。眉毛の剃り方とかを指定されているんじゃないかと疑う。最初にこれまでの映画の原画が展示してある部屋へ。美術館とはいえジブリなので当然人も多くてゆっくり見れたわけじゃないし、そういう鑑賞が望まれた場所でもないけどとにかく絵は良かった。やっぱりポニョの背景美術が1番刺さる。ぽてっと膨らんだ宗介の家と内装の絵が飾られている。今にも破裂するか飛んでいってしまいそうな風船のような非現実感とそれをなんとか抑え込むような重力との拮抗。原画以外にも写真とかを貼り付けたスクラップブックとかもある。それ以外にも宮崎駿が資料として使用していたであろう本とかが大量に。ナウシカの原画の「崩壊した宇宙船に寄生する都市 ベジテ」とか、改めて見るとめちゃくちゃ良い設定だと思った。そこにいたナウシカの絵は流石でジブリヒロインのなかでも圧倒的な貫禄がある。経路の途中でアニメを作る工程の説明とかがあって、その部屋にいるとアニメを作るって本当に途方もない作業だと素朴に感じるし、やっぱり宮崎駿ってめちゃくちゃすごい人だと思う。『アーヤと魔女』展というのをやっている。ジブリ初の3DCGということで、宮崎吾郎が3Dアニメを作る工程をわりと詳しく説明してくれている。当分このアニメを観る予定は今のところないけど、2Dとの違いがよくわかるようになっていて展示自体は良かった。3階のジブリ図書館。前から気になっていた、近藤善文のスケッチ集『ふとふり返ると』があってパラパラめくるととても良かったので買った。店員さんに『ふとふり返ると』良いですよね、と笑顔で言われた。土星座で映画を見る。『ちゅうずもう』が上映された。この美術館だけで見られる短編において、小さな生物が主役になるのは偶然ではないだろう(『水ぐももんもん』『毛虫のボロ』)。とにかく音響がすごいと思った。1階では、ストロボやゾートロープ、パノラマなど、原アニメーションのような技術を使った展示。ストロボの効果によってフィルムの絵が動くのを初めて生で見て感動した。もっと見ていたかったけど、欲張ってこの後に予定を入れてしまったのでやむなく出る。三鷹→新宿→渋谷。渋谷のBunkamuraでポーラ美術館コレクション展。フランス近代絵画を薄く広く集めた感じの展示。昨日の熊谷守一のときと違って、圧倒的に打ちのめされる、という感じの絵はなかったけど、近代絵画の変遷が分かりやすく道順で示されている。セザンヌの「プロヴァンスの風景」のわずかな面積のオレンジ色の屋根はすごく遠くにいてもこちらに作用してきた。ボナールの「浴槽、ブルーのハーモニー」はずっと気になって見ていた。美術館で絵を見るのは立っていないといけないから疲れる。家で寝そべって見るのとは違う。ただ、鑑賞の態度としてはこちらが正しいのだろう。何枚か気になった絵のポストカードを買う。言うのは憚られるけど、実際に見てそうでもないって思った絵をポストカードで見ると良いって思ったのが何枚かある。疲れて目に入ったガストに入る。歩きながら写真を撮ってパッチを集める行為で思い出したのは、石拾いを日課にし、やがてかき集めた石で宮殿を作ってしまった郵便配達員シュヴァル。郵便配達員というのがまた良い。自分で何かを制作するというのを考えたとき、いま一番実行可能な形式なんじゃないかと思う。『ふとふり返ると』もそんな感じのスケッチ集だった。ただ、それをやるといま手に持っているレジェの絵のような方向に行きそうだけどそっちで良いんだろうか、と悩む。渋谷で乗った電車、人いっぱい。

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9月26日

今日も曇っている。いよいよ寒い。上野→池袋。液がデカくてなかなか出れない。来る前に染めた髪色がもう落ちてきて金髪っぽくなった。せっかくだからすこし歩いてみる。けどビルで四方視界を遮られてどっちへ行くかすごく迷う。数十分ぶらついて特にめぼしい写真も撮れずに出る。都市の風景とか撮ってる人すごいと思った。まずこんな人通りが多いところで撮れる気がしない。風景写真は表現のために町の力を借りないといけないけど、豚や牛が加工されて肉として食べられるために生きているのではないように、町も人間の表現活動のためにそこにあるわけではない。ただそこにいる/あるものから人間に有益なものをサルベージする行為。池袋から有楽町線で千川へ。すこし見覚えのある風景になった。つけ麺やに行列ができている。熊谷守一美術館へ来た。最初に見た『上げ潮』という絵が良過ぎて、その絵を何度も見た。最初に見た、というので衝撃が強かったというのもあるだろうけど最後まで通して1番惹かれたのがこの絵だった。ポストカードを何枚か購入する。周りの住宅街ですこしぶらぶら。写真でどういうことがやれるのかを考えていた。たぶん、操作可能な要素が少な過ぎて、一枚のコンポジションで画を作るのは難しいんじゃないかと思った。そんな感じで、コラージュすることを前提で、テクスチャを意識した写真を歩きながら撮った。パッチを収集しながら歩く。ポケモンGOをプレイする行為とと近いのかもしれない。歩き疲れて電車に乗って池袋に戻る。ここでどっか適当な店に入ろうと考えていたのが甘かった。異常な人通りで息苦しい。そういえば今日は日曜日。どこの店もすごい行列だったけど、普段は並ばないけどもう仕方なく並んでコメダ珈琲店に入る。ビーフシチューを食べた。疲れた。東京×日曜日はとんでもないことになっている。しばらくゆっくりしてからホテルに戻った。東京3日目おわり。明日が1番忙しい。早起き。

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9月25日

昨日ちゃんと寝れなかった分、今日めっちゃ寝た。起きたらホテルを出ないといけない時間の1時間前。急いで準備して出る。とりあえずマクドナルドに入る。さすがの安さ。朝マックを食べてから本を読んでいると、ラジオみたいなのでマックでごはんを食べるだけで地球に優しい活動に参加できるみたいなことを言っている。ちょっと寝足りない。冷房が効きすぎていて、早く追い出そうとしているとしか思えないくらい寒い。マックから上野駅に向かう途中、黒人の男に声をかけられ、地下の古着屋に連れられる。中にいた店員にどんなのが良いかあれこれ質問されて、おすすめをのTシャツを渡された。「頑張るよ、8000円だけど5000円にするよ。他には何がいい、頑張るよ、パーカーとかジーパンとか色々あるよ」とか、色々言われて、ヤバいと思って、5000円のTシャツだけ買って、もうお金ないって言って店を出た。押しに弱くて断れない性格はどうにもなんない。今日は曇っている。東京だから電車の中でニュースが映っている。「カメが飛行機止める」とある。カメが滑走路に侵入。目黒で乗り換えて日吉へ。お金を下ろしたいけどカードのICチップがボロボロで運が良くないと降ろせない。携帯が通信制限で不便。マップアプリがなんとか使えるのが救い。方向音痴だから、なかったらほかの方法でなんとかしてたのかもだけど、スマートフォンがある時代で良かった。日記も移動中に簡単に書ける。目黒線は満員電車。土曜なのに高校生だらけ。多摩川駅を過ぎてから急に草木が現れた。日吉で降りる。間違えて新丸子という駅で降りた。事前に調べたよりなんか止まる駅数が多いと思ったら急行ではなく普通に乗っていた。降りると雨が降った跡があった。駅からすごい長い坂を降りて行って専門学校到着。周りはようやく見慣れた住宅街という感じでやっぱり安心感がある。来るとやっぱり写真を本格的に勉強したいと思う。学費だけが問題。作品講評を見学の最後にしてもらえるので、事前に30枚ほどプリントしてきたのを見てもらった。『耳をすませば』で自分の小説を読んでもらっているときの雫の気持ち。まあそらそうかと言えばそうなのだけど、素朴な風景写真より、より抽象的で閉じた画の方が好感触らしかった。出来れば風景写真からその感じを出したいと思っているけどそれは難しい。終わったあと、歩いていると、関西では見ないデニーズとジョナサンを見つけた。ジョナサンとデニーズに挟まれてショッピングモールがあり、見ると入りたくなるので入った。そこの本屋で、ドゥマゴ文学賞受賞というので、『海のアトリエ』(堀川理万子)という絵本を見つける。表紙の絵があんまり良いので朝にも思わぬ出費があったゆえ相当悩んだ結果買った。晩御飯はジョナサンで食べた。同じすかいらーくグループらしくほとんどガストだった。日吉から上野のカプセルホテルに戻る。いまもう9時近くになった。上野駅からカプセルホテルに戻る途中、商店街に女が等間隔で並んでいる場所があって通ると、「マッサージどうですか、気持ち良いですよ」と声かけられる。さすがに無視する。飲み屋街でとても賑わっている。途中コンビニに入ってパンを買ってしばらく歩くと上野駅に戻っている。ほんとにもう何も信じられない。なんとか帰れて東京2日目終了。

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9月24日

朝8時ごろ東京へ着く。自分が寝ていたのか寝ていなかったのかあまりよくわからない。首が痛い。着いてからあてもなく歩いてフレッシュネスバーガーへ入る。空いてて快適。動きたくなくてしばらくプロセカをやっていた。昼過ぎに上野に着く。上野公園で何人かの老人がスケッチをしていた。日中は結構暑い。アメ横にある、修学旅行の時に来たケバブ屋が潰れていた。ホテルのチェックインまでぶらぶらして時間を過ごす。途中、星乃珈琲店に入って本を読んだ。昼は節約ですき家に来た。牛肉チェーンのスピード感は恐ろしい、東京だから余計早いのかも知れない。「幸せな結末」が流れている。これらの生活こそ資本主義の幸せな結末ということかも。そんなことより大滝詠一は好きだ。もっと流れててほしい。3時カプセルホテルにチェックイン。何時間かゲームしたあと、温泉に入る。結構疲れていたのか、晩御飯を食べずに10時ごろに寝た。

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