9月1日

 今朝は少し雨が降ったのもあって、一昔前の9月って感じの朝だった。とくに淋しさはない。母親にLINEで誕生日なにか欲しいものある?って聞かれて、いまのところとくに、って返信した。家事を効率よくこなそうと思って、洗濯機をまわしている間にスーパーへ行った。が、カメラを持っていくと写真を撮るモードになってしまって、だいぶ時間が経ってしまった。そんなこんなでバイトの時間になった。今日はいつもより多く質問されて忙しかった。終わる頃にはすごく頭痛がするようになっていた。しんどくて帰ってからすぐに寝落ちた。起きたら治っていた。

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8月31日

 8月の終わりに書くことじゃないのかもしれないけど、家を出るまでに越えなきゃいけないハードルが多すぎる。お腹が痛くなりはじめてからもう1週間経っていたかもしれない。正露丸が効かない、から新しく胃腸薬を買った。平日の空いているマックで本を読んでいたら、バ先から電話がかかってきて、夕方から出勤することになった。暇だったから本を読んだりしていた。昨日、今日、明日と三連勤になる。しばらく来てない間に知らない生徒が何人か増えていた。

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8月30日

 写真を撮る人にも色々いると思うけど、わたしはどちらかといえば夜に眼がよくなる方なんだと思う。昼よりも夜の方が何かに惹きつけられる。ただ、日中は用事を抱えていることが多くて夜はそうではないというだけの違いなのかもしれない。あと、夏の昼間に写真を撮るのは苦行だ。
 現実の知覚に慣れ過ぎて、写真を平面として、二次元なものとして見るのはむずかしい。けど、やはり写真にとって自分が二次元であるということが一番重要なことなんじゃないかと思う。理想は、人の知覚(3次元的)とカメラの知覚(2次元的)が拮抗した状態で並存している状態なんじゃないかと思う。地を異なる視点同士が奪い合っている状態。
 朝、キウイ、ヨーグルト
昼、じゃがバター、餃子

 夕方からバイトへ。太った男が口からコダマのような不気味な音を発していた。

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8月29日

 外を歩いていて、気軽に写真を撮れる時期というのは意外と限られている。夏の暑い日はショットの出来とかよりも強い日差しや背中をつたう汗の方に気を取られ、早くこの場から動き出したいという気持ちが勝っている。立ち止まっているとものすごい早さで体が熱ってくる。かといって夜も、カメラを構えて立ち止まっているとわりと蚊に刺される。冬はそもそもカメラを取り出すのが億劫になる。
 京阪電車で大阪へ。来年はたぶん、大阪か東京のどちらかに住む。車窓に映る大阪の風景はどこも魅力的で、見るだけでなく外に出て歩いてみたいと何度も思った。それに、大阪に住んだ方が、いまやってるバイトを続けられるし、色々といいことが多い。東京だと知り合いもいなくて一からのスタートになる。大阪メトロ堺筋線で隣に座った男の子が車窓に流れる映像をスマートフォンで撮り続けている。写真の専門学校の説明会へ行った。大阪メトロの乗り換えを間違えまくって30分くらい遅刻した。終わってから、暑すぎてモスバーガーに避難。涼しくなってから住宅街に入っていって何枚か写真を撮ってから帰った。

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8月28日

 毎日ヨーグルトを食べてるのにお腹の調子がずっと悪い。1ヶ月(もっと?)ぶりくらいにシーツと布団カバーを洗濯できた。寝るときサラサラしていて気持ちよかった。3年ぶりくらいにパックご飯ではなく、炊こうと思ったらコンセントにさす部分がなくて、米を買ってしまっていたから仕方なく炊飯器を買い直した。
 最近全然本を読めてないから読まなきゃと思ってカフェに行った。スタバや星乃珈琲店が入っていてたくさん人のいる方のデパートではなく、エスカレーターがすごくゆっくり動く、百貨店という言葉のほうが似合う建物の3階の隅にあるホリーズカフェにいった。コーヒーとトーストのセットを注文して喫煙席に入った。煙草を吸わないのに喫煙席に座ったのは、そこの壁にロスコの絵が大きく飾ってあって近くで見たかったからだった。上が水色で下が白の絵。このサイズで見たのがはじめてだったからか、やば、と思って、カフェを出たあともしばらくずっとあの水色のことが頭に残っていた。写真を撮りたいと思った。
 夜、かなり久々に知り合いのTwitterをいくつか覗いて、他人が自分とぜんぜん違う文脈で、全く他のことを考えながら存在しているということにクラクラする。対面で本人と久々に会うよりもずっと、他の誰かが存在しているという質感がすごい。たぶん、日常的なコミュニケーションでは言わないようなことまでTwitterというメディアが引き出してしまうからだろう。いや、普段わたしに言わないだけで他の人とはそういうことを言い合っていたりするかもしれないからわからない。久々に見ると慣れてないからか、強烈な感じを受けた。

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8月27日

 6人で神戸に行った。IKEAに初めて来た。話によると、あらゆる店舗で同じ構造、同じ配置になっているらしい。最初に来た、ベルトコンベアみたいな対称形の食堂とか、清々しいくらい非人間的で合理的な空間だと思った。一方で同じ階に、パッケージ化された理想の暮らしを演出する空間が幾つも立ち並んでいたり、エコでサステイナブルな生活を謳ったりしていて、すごい不気味な場所だなあと思いながら歩いていた。ここに暮らしている人はいない。生活から切り離された何かがあるだけだ。でもまあ、煌びやかな廃墟というのも、それはそれでおもしろと思った。拾って育てているマリーゴールドを入れる用の犬柄の花瓶を買っておいた。
 芦屋浜へ行った。肌がベタベタした。大きくてゴツゴツした岩がたくさんあってよかった。ゴールデンレトリバーが2匹砂浜を散歩していた。2匹とも連動して結構似た動きをするのが見ていて面白かった。

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8月26日

 いつの間にか8月が終わりそう。雨ばかりだった気がする。バイトしに電車に乗った。逆からくる電車とすれ違う。中は見えない。人は誰も乗ってなさそうに見える。
 朝早くに目が覚めた。夏の早朝の空気が一番好きなのかもしれない。早朝に起きることはほとんどないのだけど。今度これくらいの時間に写真を撮りに行ってみたいと思った。

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