日記を再開する。一文一文にハードルを決して設けないように、難しいけど。前最後に書いたときははまだ大学生で卒論執筆に追われている時期だった。住んでいたのは京都でバイトは塾と家庭教師。いまは写真の専門学生でバイトは……。今日はジョジョの5部を読んでいた。他の章は知らないけど、ストーリーは単線的であってないようなもので、ひたすら各キャラのスタンドの基本能力、そしてバトルにおける能力の展開の仕方の面白さや意外性を楽しむ漫画だ。だからスタンドが面白いときは面白いし、スタンドがつまらないときはつまらない。たとえばブチャラティのスタンドの能力はあらゆる物体にジッパーを縫い付け、そこから出たり入ったりできるというもので、いろんなことができてブチャラティが戦っている回はだいたい面白い。お互いのスタンドがその能力でできることをあれこれ手を替え品を替えして戦うので一回の戦いが長くなりがち。そして、一回の戦闘がすべてなので、どれだけボロボロに負傷したキャラも戦いが終われば次のページでは傷一つなく元に戻っている。
前書いていた日記をちょこちょこ読み返していると、たまに自分でもいいなと思う文章がある。写真をたくさん撮った日の夜に選別作業があるようにそろそろそれに手をつけないといけない。どれくらいの期間日記を書いていたのかもはや分からないから、それがどのくらい大変な作業かもわからないが、数日分やってみた限りではそこまで苦ではなさそうでよかった。写真と日記はやっぱり似ている。とりあえず溜まっていくということが何よりも大事だ。
バイト終わり、家に着くと鍵がなかった。鍵屋を呼んだ。待っているあいだ、玄関でも拾うwifiを使ってyoutubeを見ながら部屋の中で飲む予定だったビールを飲んでいた。鍵屋さん到着。1万1000円、今日のバイト代がなかったことになる。鍵屋さんに、合鍵を財布に入れといた方がいいという話をされ、嫌な予感がして財布を開くと合鍵が入っていた。昔からこんなことばっかり。もうそういう星の元に生まれたと思って諦めるしかない。美味しいものを食べて忘れる。
