8月11日

 朝から夕方まで授業を受け、終わってすぐバスに乗って京都駅まで。今日も眠たい。バスの中、本を読むには眠いが、景色を見るには眠くないという体調だったので外を眺めている。京都駅で学割をつかって姫路駅まで乗る。いつもと同じく、大阪駅までは立って、大阪駅からは座れた。眠ったり『読書の日記』を読んだり窓を眺めたりして約2時間を過ごす。向かう先は実家ではなく友だちの家だったので、姫路駅からまたバスに乗った。かつて何かだった建物が丸亀製麺になっている。マクドナルド、UNIQLOとともにトライアングルを形成している。マクドナルドとUNIQLOに関しては、ずっと小さかった頃からあったはずで、ああいう人工的で非歴史的に見える建物でも「かさぶた」としてその土地や住んでる人の記憶と自然と結びついてしまうんだから、時間ってすごいなあと思う。思うところはあれど丸亀製麺にもそれなりに長い時間頑張ってほしいと思った。
 友だちの家の近くのバス停で降りる。すぐには行かず、すこしぶらぶらしてから行く。というのは半分くらい嘘でいつも通り迷っていた。しばらく歩いていて「ここ、めっちゃいい場所じゃん…」とか思ってしまう。老化が始まってるのかもしれない。ひぐらしや蛙、判別はできないけど鈴虫とか蟋蟀の鳴き声を聴くと、小さい頃からよく聴いていたからすごく落ち着く。全然整備されてない田んぼとかもたくさんあって土の匂いとかがするのも良い。記憶によって美化された風景のなかを歩いていると、すごくこっちに引っ張られそうでなんだか危険だと思う。でも、良いところ。実家がこの辺りから、姫路駅の近くに引っ越してしまったのは残念。山が大きい。いくらか迷ってから友だちの家に着いた。

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