5月17日

 雨がざあざあと降っていた。いつも大学へ向かう途中、神社のなかを通る。
 傘をさして、敷き詰められた砂利に足を踏み入れると、キャアアアンと甲高い声が聞こえた。
 鳴き声の正体は孔雀。雄が一匹と雌が二匹小屋の中にいる。雄は羽を巨大な尻尾のように横たわらせている。羽がひとつの自立した大きな生きものみたく見えた。カメラを向けると、雌の一匹がこっちに寄ってきた。

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