12月20日

・大学の授業で、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を読まなければいけなくて、今日はそれを読んでいた。内容は基本的に退屈だけど、作者の「語り」を排除して、日記や新聞記事だけで構成されているという形式は興味深い。もちろん、ホラー小説でそれをやるのは結構無理があることなのだけど、その無理を強引に押し通すことで、現実とは別の抽象的な次元で小説が成立している感じがあって意外とおもしろい。

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