12月19日

ビーチボーイズ ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles 影響 評価

https://gamp.ameblo.jp/kaikosumiiyoshi/entry-12269481184.html

 

引用。

2016 レディオドットコム

≪本当に僕を夢中にさせたのは(ラバーソウル)だった。それは1965年の終わりに発売された。(ラバーソウル)は多分、今までで一番最高のレコードだよ。それからおそらくフィルスペクターのクリスマスレコードはもう少しで肩を並べるレベルではあるのだろう。そして、ザ フーの(トミー)も最高のレコードだとは言えなくはないだろう。


 だけど(ラバーソウル)は1965年12月に出て僕をピアノ用の長椅子に座らせた。そのアルバムはすべてがビートルズフォークソング集だった。流れているすべての楽曲、作品がね。僕は(You Won’t See Me)と(I’m Looking Through You)と(Girl)に射殺されたのを覚えている。その理由はただ歌詞やメロディーの素晴らしさだけにあるのではなく、演奏や彼らのハーモニーも理由であった。

 

彼らはとてもユニークなハーモニーを持っていた。わかるかな?例えば(You Won’t See Me)では、ポールが低音を歌ってて、ジョンとジョージが高音を歌っていた。そしてその曲の最後の3分の1の部分にはオルガンドローンが隠されていた。そういった物は彼らがトライしていた(タッチ)なんだよ。それはほとんど(芸術音楽)のような(タッチ)だった。何がビートルズを偉大な存在にしているのかと言えば、ザ ビートルズは彼らの音楽の中ではっきりと(彼らの考え方)を聴かせることが出来たからなんだ。彼らは他のバンドのようにポーズをとらなかったし、彼らの楽曲自体にあまり意味を持たせようとはしなかった。彼らは孤独な歌や怒りの歌、失望の歌を歌っていた。そして彼らはシンプルな感じの偉大な詩人だったことで、彼らの楽曲を聴きやすいものにした。その上、彼らは不器用な事はまったくしなかった。彼らはすべての自身の楽曲のための絶対音感を持っているようだった。彼らは浮足立っているわけでは無く、いつもその足で立っていた。≫

 

2012 ミュージックレイダー

≪◎いくらかでも競争心はありましたか?あなたとポールマッカートニーは二人ともベースを弾き、楽曲を書いた。。。。


 いいや。違うよ。それは競争心じゃなかった。それはお互いにインスピレーションを共有したっていう意味なんだ。僕は1967年までポールに会った事はなかったんだから。


 ああ。そうだよ。そうなんだ。僕は(サージェントペパーズ)に射殺されたよ。僕はとにかく吹っ飛ばされた。僕はあれに射殺されたんだ。≫

 

≪マッカートニーは崇拝する対象でもあると同時にライヴァルでもある。同時代にいられて刺激的だったよ。ビーチボーイズは(ラバーソウル)を聞いて発奮して(ペットサウンズ)を作った。レノン=マッカートニーは(ペットサウンズ)に触発されてすぐに(サージェントペパー)を作った。まさに好敵手だったと言えるね。  (ラバーソウル)が凄かったのはフォークソング集であることと、それぞれの曲が必然性を持って並んでいることだと思う。そこが一番衝撃的だったね。好きなのは(歌いながら♪)ガール♪とミッシェル♪そしてノルウェイの森だね。でも全曲いいと思ったよ。どれも素晴らしい曲だし、ハーモニーが美しくて、その上にメロディーがあった。(ラバーソウル)なしには(ペットサウンズ)は絶対に生まれてこなかった。あれを聞いて(みんなが気に入ってくれるアルバムを作らないとまずいぞ)って思ったんだよ。≫

 

・作品に一度撃たれてしまうと、それ以前と以後とでは決定的に何かが変わってしまう。ブライアン・ウィルソンは『ラバー・ソウル』に撃たれることで『ペットサウンズ』を制作した。ブライアンは制作の面でも人生の面でも『ラバー・ソウル』と出会うことで狂ってしまった。