2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5月30日

暑い、夏の日だった。夏だからか、いつもより早起きできた。玄米フレークにヨーグルトと蜂蜜をかけて食べた。人類学の本のつづきを開いて読んだ。レトルトの味噌汁に煮干しを入れて飲んだ。また本を読んで、昼を過ぎたらまたお腹が空いてバナナを食べた。髪…

5月29日

今日もまた人身事故で電車がしばらく止まった。そのあいだ、セーラー服を着た二人がイヤホンをシェアしていた。 夕方、川辺とデパートの屋上で、それぞれ写真を撮った。ぬるい風が吹いた。山のすぐ上で太陽が眩く光っている。屋上からはさっきまでいた川も見…

5月28日

数年ぶりに部屋が片付いた。新しくできた空間で一時間くらい何もせずぼーっとした。ただ身体が慣れてなかっただけなのか、それとも散らかってる部屋と整理された部屋では人間にもたらす気分が異なるのか。両方ともありそう。 大型商業施設に行って、家で使う…

5月27日

朝早く起きて、燃えるゴミを出し、洗濯をした。今日は晴れてくれて、頭痛はしなかったけど、やっぱり眠気はずっとある。昼は経済学の授業をつけながら、歯磨きをしたり、着替えたり、髪の毛を整えたりした。そのあとゼミの授業に出て、こっそりと寝た。 夕方…

5月26日

何度も歩いたはずの道を始めてきたときのように歩いている。昔からずっと。今日もまた、雨が降っていた。だから今日もまた、眠かった。部屋の掃除をして、ようやく炬燵を片付けた。もうすぐ夏が来る。 山に霧がかかっている。黄色い電線が張り巡らされた道を…

5月25日

気圧のせいか、頭が痛いしやたらと眠い。二年ぶりくらいに部屋の掃除をして、すごい疲れているだけかもしれない。終わる気がしない。 ドトール四階で、いやスタバだったかで、本を読んだ。傘をさす人とささない人が疎らな天気だった。電車に乗ろうとしたら、…

5月24日

あるユカジール人が狩猟に出かけた際に地面の穴に落ちた。その男は「そこにはあらゆる型の家があった」と語った。「テント、木造の家、摩天楼。そこの人々は私を見たり、私の声を聞いたりすることができなかった。わたしだけが彼らを見て、彼らの声を聞くこ…

5月23日

大通りを歩いていた。ローソンの横に大きな水田があり、横を通ると蛙が鳴くのが聞こえてきた。こんなに早く梅雨入りしてしまったのも、蛙たちにとっては良かったのかもしれない。 実家のすぐ隣にも田んぼがある。部屋の電気を消して、ベッドの中で目を閉じた…

5月22日

ひさしぶりに朝から晴れた。嬉しくてバスに乗って山のほうへ行った。バスには三人くらいしか乗っていなかった。山に行ってすこし高いところから写真を撮った。ひとつめの坂で暑くて疲れたからすぐ降りて、ファミレスに入った。アイスを食べた。おじさんが清…

5月21日

天気予報が外れて朝から雨が降り、そのせいか今日もまた一日中眠かった。夕方には一気に晴れて、住宅街に張り巡らされた電線が雫を纏ってきらきらと光った。ここ数日の雨で川沿いに生えた草は一気に茂り背も高くなった。スーパーでサーモンと揚げ出し豆腐が…

5月20日

田んぼの横を通ると蛙が何匹か鳴いた。 ここ最近ずっと雨が降っているから、川は濁流で溢れそうなほどだった。 夕方、視地平を赤色の渦の形をした雲が南から北へ流れていった。川の流れに逆行していた。 こんな日でも、川沿いに大量に生えている草や葉っぱは…

5月19日

また雨が降った。昨日よりも多く、たくさん降った。 もう五月は晴れている日の方が少ない。夜に雨はさらに激しくなった。ざあざあ音を聞くのは落ち着く。コンビニに行ったら、傘をさしてもすこし濡れた。傘がバチバチ鳴るのがよかった。ざーざー雨はクールな…

5月18日

また雨が降った。 家の近くのデパートで、緑色の警備員が赤色灯を太ももの前で両手で握り、つっ立ったまま棒になったみたいに寝ていた。すぐ隣にあるカーブミラーと似てて良いなと思った。 バイト終わりに明るい三日月を見た。真っ暗闇のなかを突っ切ってい…

5月17日

雨がざあざあと降っていた。いつも大学へ向かう途中、神社のなかを通る。 傘をさして、敷き詰められた砂利に足を踏み入れると、キャアアアンと甲高い声が聞こえた。 鳴き声の正体は孔雀。雄が一匹と雌が二匹小屋の中にいる。雄は羽を巨大な尻尾のように横た…

5月16日

何年か前の今日の日記より。「蚊に刺された。まだ五月なのに蚊に刺されるなんて、ほんと嫌な時代になった。生で人参をたべて自分をウマみたいに思った。「カッコー、カッコー」、郭公が鳴いた。凧揚げしたいなあ」。 大学で卒論の調べ物をした。疲れた。夜、…

5月15日

脚を壁に引っ付けて、天井を眺めていると、蜘蛛がにゅーっと垂れてきた。益虫と聞くのでどうしようか迷う。 五月なのに、もう梅雨に入ってしまった。予報では、今日から十日間くらいずっと雨。そんなひどいことがあるなんて。去年のこの日も雨が降ったらしい…

5月14日

歩いているとたまに、空間がぐーっと縮んできて、周りの建物がこちらに向かって近づいてくることがある 普段はあんなにそっけないのに、急に物体や景色の方から「写真を撮って」なんて呼びかけられると、当然びっくりする 風景って猫に似てるかも

5月13日

猫のエサとカメラを持って、住宅街を彷徨いていた欄干のすきまから黒のむく犬がこちらをじっと見つめていた一匹路地裏でキジトラを見つけて、エサの袋を振ってみたけど逃げられた猫が逃げる道を追っかけると、たまに見たことない場所に辿り着くことがある今…

5月12日

友だちと誰も住まなくなったアパートに登った向かいのアパートにも鳩が一匹いて明後日を向いているそのアパートよりもさらに向こうにある山と同じ形をしたたくさんの屋根を眺めた いつのまにか友だちははす向かいのさらに高いアパートにいて鳩とわたしに交互…

5月11日

用務員さんが倉庫からバンクズを取り出して鳩や雀にばら撒いた電車に乗るゴールデンレトリバーと女の人ピンクの服を着て、大人しく地面に座っている特殊な訓練を受けた犬 のら猫用に買った煮干しを自分で食べている (猫に対する生政治のせいだ)

5月10日

キャットフードを持って この前猫がいた路地を探してあるいた 家のすぐ近くだったはずなのに ずーっとぐるぐる歩き続けても辿り着かなかった

5月9日

公園の前で、イヌムギをあむあむする黒猫がいた中に入ると、木の下にキジトラが三匹、黒猫がもう二匹木陰の岩で涼んでいる繁華街住みの野良猫は逃げなかった寝転んで、腕を伸ばしながら何枚も写真を撮ったキジトラの一匹がその木をガリガリひっかいた関電の…

5月8日

夕方、真っ暗な竹藪を見つけたから入ってみた。竹が生えている隙間に、たくさんゴミが捨てられていた。写真を撮ろうとおもって足を踏み込むと下で枯葉が擦れる音。その瞬間(たぶん)何匹かのカラスが竹藪の中から飛び上がって、羽ばたく音と空一面を覆う葉が…

5月7日

バスマットの下でゴキブリがペシャンコになっていた。踏んだ感触はなかったし、だいぶ時間が経ってそう。ティッシュを十枚くらい一気にとって、ゴキブリのエキスが少しでも手につかないように拾った。部屋汚いのに汚いものが嫌なの変ってたまに言われるけど…

5月6日

今日はよく晴れていた 路地で猫の住処を見つけた カメラを持って追いかけて水色が辺り全体をこめる 今度煮干しを持ってこようと思った

5月5日

雨の日だったから一日中家にいたけどやっぱり外に出たくて、雨上がりの真夜中にカメラを持って出かけた。ずっと溜め込んでいたフラストレーションを解放するように、森山大道イズムで質を気にせずどんどん撮りまくる。やっぱり楽しい。写真は一生スナップシ…

5月4日

窓から見える空は一面灰色で雨が少し降っている。大滝詠一の「雨はこわれたピアノさ」(詞:松本隆)と宮沢賢治の「雲はたよりないカルボン酸」ってなんとなく似てると思った。自分の指に視線を移すと爪がずいぶんと伸びていた。分厚い親指の爪を切るとパコーン…

5月3日

曇っていた。家の近くにバーが新しくできていて、店頭に『ローマの休日』で見た真実の口のようなオブジェが壁に張り付いていた。それは朽木やコケ植物で出来ていて、口の中にもコケがたっぷりと生えている。映画みたいに口の中に手を入れてみるとしっとりと…

5月2日

ゴミ回収の時間までに起きれなくて、家にゴミ袋が四つも溜まっている。天気予報を見たら雨マークがやたら多くて気分が沈む。いちばん心から楽しいと思えることが、散歩して写真を撮ることだからそれが出来なくなると健康に悪い。それに、家にいるといろいろ…

5月1日

八行で終わらなかった昨日のつづき。写真を撮るためにぶらぶら寺町を歩いた。美容院の後だからコンタクトをつけていて、しばらく撮ってから目の限界が来た。美容院行くときしかつけなくてすぐ痛くなる。電車に乗って帰った。電車を降りてからちょうど雨が降…