ひさしぶりにサイゼリアに来て、もっとひさしぶりにコーラを飲んだ。感動的においしかった。これは中毒になって当然だと思った。友だちに一人コーラ中毒になってるのがいる(中学生のときたしか口からコーラの匂いがした)。小学生の時にはすでにコーラは健康…

日記とスナップショット。「事実も語り口によってはフィクションに傾くし、聞く人が事実だと信じればその限りにおいて事実として機能することがある。」(大竹昭子「スナップショットは日記か？ー森山大道の写真と日本の日記文学の伝統」)。「ほとんどの人は…

阪急に乗って、いつもは見ないけど、今日は地下から地上に上がる瞬間を見た。電車の中に傘を忘れてきた。電車を降りるときは降ってなかったけど、夕方からどしゃ降りになった。傘を買うしかなかった。一方、雨が降りそうなのに傘を忘れて、電車で置いてかれ…

ひさしぶりにこんな時間に外に出た。午前三時半、月がずっと低くにあって、一軒家の二階の窓にはっきりと映るくらいだった。満月だった。どこからかわからないけれど、夜遅くなのにピアノの曲が聴こえてきた。コンビニでレッドブルとピザパンを買った。四百…

なんか最近、お腹すいたでもお腹いっぱいでもない状態が少ない気がする。カーネルサンダースの横で、同じポーズをして立ってる七歳くらいの男の子がいて吹き出しそうになった。面白すぎたから写真撮りたかったけど、撮ろうとすると止めてしまった。もっかい…

寺町をぶらぶら散歩したあと、鴨川沿いに来た。人がいろいろな間隔で座ったり寝そべったりしていて、気持ちよさそうだと思って、そこに入って寝転がった。横向きで寝ていて、目が覚めるとすぐそこにハトが来ていてびっくりした。体をひねって上を向くとトン…

ゼミの演習が終わってから、西の方へ歩いて行った。猫がいた。バレないように近づいて、何枚か写真を撮った。気づかれてもしばらく逃げられなかったから、また近づくと逃げられた。見上げると、線状に伸びていく雲がアーチのように架かっていた。伸びていく…

いままで撮った写真を見返していた。見たらだいたい撮るもの。カラス、ネコ、カモ、アオサギ、黄とか橙とか紫とか緑の空(あんまりきれいに映ってない)。よく撮ってるもの。電線、アンテナ、歩道橋、線路、室外機、給湯器、脚立、パイプ、商店街、橋、電灯、…

図書館を出て、ちょうど日が沈む頃で西の空がきれいだったからそっちへ歩いた。川に着いてから、座って橋の上を通るバスや自転車、歩いてわたる人、電灯を眺めた。何枚か写真も撮った。飛石を渡るとき、自転車を運ぶ人とすれ違った。何度も自転車を川に落と…

暑い。急にこんなに暑くなるとは思わなかった。でも冬が長かったから良かった。寒いのはすごい苦手だから。二二時十一分、バイト帰り、電車のなかで外がポッポッと光ってるのを眺める。この時間が長く続いてほしいと思うとと同時に、一刻も早く家に帰ってく…

晴れていて気持ちよかった。夕方に電線の写真をたくさん撮った。電線をじっと見ながら歩いていると、普段とは全然ちがう風景で感動した。すこし上の方で、人が歩いている場所とは別の回路が開けていて、ずっと見ているとそっちに吸い込まれそうだと思った。…

月曜日なので大学に行った。教室に行ったら誰もいなかったのでずっと図書館にいた。久しぶりに地下書架に入って、昔の文芸誌をパラパラと読んだりした。けど、急ぎの調べものがあるからたくさんは読まなかった。昼ごはんもサンドイッチで済ませたし。ヨーグ…

一日中、雨だった。せっかく休みの日だったのに残念。≪○月×日昼が夜に来たのでなにがなんだかわからなくなる≫≪○月×日もう何も思いつかん≫(吾妻ひでお『不条理日記』)

≪ 雨日 午後になると毎日のように雨が降る 今日の昼もずいぶんながかったなんということもなく泣きたくさえなっていた 夕暮雨の降る中にいくつも花火があがる≫『美しい街』(尾形亀之助) 本屋で開いて、 淡白な感じが全体的に良かったので買った。

映画を観た帰り、普段通らない路地を行くと空き家の前に茶トラ猫がのっそりと座っていた。やったあ、と思って柵の隙間を縫ってカメラを向けると、てくてくとこちらに向かってきた。手を差し出すと、撫でてと言わんばかりに顔を左右に擦り付ける。目ん玉でも…

バイト帰り、新快速が駅を通過するとき来るのを見てなくて、心臓止まるかと思うくらいビックリした。あれちょっとおかしいと思う。地下通路で手すりを一眼レフで一生懸命撮っている人が、多くの視線を集めている。へんなもの取ってるとこんなふうに見られる…

雨が降りそうで降らなかった。ゼミで卒論で何を書くかという話をした。とりあえず宮沢賢治で書きたいとだけ言った。具体的に何を書くのかは全然決まってないけど。ゼミのあと、同じ四回生の友だちとミスドに行った。ドーナツ引換券をもってたらしく、奢って…

昨日は晴れたけど今日はとても曇った、からあまり元気がなかった。高野文子『棒がいっぽん』を読み終わった。短編集で、一日一作品くらいのペースで読んだ。毎日、衝撃を受けた。けど、最後の「奥村さんのお茄子」はそれまで読んだ経験が全部吹き飛んでしま…

とても暖かくて、散歩していて気持ちいい日だった。家から出町座まで歩いた。『たまこまーけっと』を観てからはじめて、出町柳商店街に来たと思う。ポスターとかとび太くんのたまこバージョンがあった。映画の時間までミスドで本を読んだ。チョコオールドフ…

昼間はけっこう暖かかったけど、夜は強い風が吹いて寒かった。電車に乗ると、黄緑色のダウンジャケットを着た巨体の男が通路の真ん中で何か呪文を唱えている。武田花の『犬の足あと 猫のひげ』を読んでいて、こんな写真が撮れるようになりたいと思った。土曜…

晴れていたけど寒かった。久しぶりにうどん食べたいなあって1ヶ月くらい前くらいから思ってて、今日やっと食べることができた。食べ終わったあと、汁に残って浮いているネギがアクアリウムにいるみたいでかわいかった。経済の学科だから、経済の授業を受ける…

「私の知ってるあの子のこと」(高野文子)の始まり方が良すぎて最初の2ページをしばらくずっと眺めていた。フレーミングも独特でおもしろい。 ≪わたしは君がいったいどこの生まれで、はたして男の子なのか女の子なのかいったいいくつなのか知らないそこでたず…

バイト帰り。生徒二人にそれぞれ英語と数学の授業をして疲れた。電車が駅に止まってパラパラと人が乗ってくる。あれ、あの人さっきの駅で降りてなかったっけ。白だったり橙だったりの灯りと窓に映る自分を眺めていた。 軽く食べ物を買ってアパートに着く。部…

昨日は雨だけど今日は一気に晴れた。道端で、茎を長く伸ばして大きく曲がったノゲシと、骨だけになってバキバキと折れ曲がった雨傘が近くで横たわっていた。どこか、仲良さそうに見える。お互いに親近感が湧いていそうな感じだ。お前たちなら種族の壁も越え…

家から一回しか出なかった。散歩して、それから外で本読もうかなと思って家を出たけど、思いのほか寒くてコンビニだけ行ってからすぐ引き返した。天気は良かったから布団を干そうと思ってベランダに出たら、墓場に青いビニールシートで囲まれた塊がポツポツ…

雨、けっこう降っていた。友だちとハンモックカフェに行った。寝れるのかと思ってたら座れるだけだった。しばらく座っていると酔ってきた。トーストにカスタードクリームとフルーツがたくさんのってるのを食べた。 夜は中華料理屋に行った。回鍋肉定食を頼ん…

サークルでお花見があった。いちばんきれいな時期はたぶん過ぎていた。葉桜やもう枝しか残ってないものや満開のまま残ってるものなどいろいろあった。天気はすこし曇っていた。ピザハットのピザやミスドのドーナツを食べた。ビールを何本かと、何人かが持っ…

『富士日記』(武田百合子)で娘の花が書いた部分が自由で面白すぎる。 ≪ めずらしく雪が降った。二十六日にも降ったけど、こんなには降らなかった。朝、父に「雪」と聞いただけで、顔も洗わず、スキーを持って外に出た。ポコと父も一緒だ。思ったよりも、沢山…

昨日、映画を見るつもりだったが、映画館を間違えて観ることができなかった。京都みなみ会館まで電車を乗り継いで行って、店員の人に「これ、予約したんですけど、チケットってどうすればいいですか」と聞いたら、「これアップリンクのチケットです」と無愛…

『猫のお化けは怖くない』(武田花)を読み終わった。 ≪ 知らない土地をうろうろしていると、ふいに何かが私を呼び止める。「ハナチャン」と、名前を呼ばれることもある。一瞬、死んだ猫のくもかと思い、天を仰ぐ。でも、猫とは声が違う。大抵、低く、ぼそぼそ…